目次
- バンクシアとは
- 育てやすいバンクシアの品種
- バンクシアは酸性土壌を好む
- バンクシアの耐寒性について
- バンクシアの肥料
- バンクシアの育て方
- バンクシアの水やり、管理方法
- バンクシアの地植えの際の水やり
- バンクシアのマルチングは『石』
- バンクシア剪定時期 基本は『春』
- バンクシアの管理場所
- 植替えと地植え
- バンクシアの剪定
バンクシアとは
バンクシアは、オーストラリア原産(オージープランツ)のヤマモガシ科バンクシア属の常緑樹です。オーストラリアの中で東と西で栽培されています。オーストラリアの中でも人気があります。主に流通しているバンクシアは東側のバンクシアです。
西側に生息するバンクシアは日本の環境と違いすぎるので育てるのが難しいので最初は東側のバンクシアを育ててみましょう。
夏から冬にかけてタワシ状のユニークな花を咲かせるのが特徴です。約70種類の品種が流通しており、品種により花の色や形も様々です。花だけでなく葉の形も個性的なものが多く、花が咲いていない時期も通年して見ごたえのある植物といえます。
梅雨のジメジメや猛暑日が続く暑い日などに気をつければ基本的には育てやすく、鉢植えやコンテナ栽培、関東より西では庭植えでの栽培も可能です。
育てやすいバンクシアの品種
- ヘアピン バンクシア (寒さに強い)
- バンクシア アエムラ (黄緑色の花を咲かせる)
- コースト バンクシア (寒さ、潮風ok)
- バンクシア エリキフォリア(寒さ、潮風ok)
バンクシアは酸性土壌を好む
バンクシアというよりオージーププランツ全般、酸性土壌を好みます。
日本の土壌も酸性土壌ですので日本とオーストラリアの植物の生育の相性はとても良いといえます。
バンクシアの耐寒性について 寒さには強い
バンクシアは耐寒性は-5度と非常に強い植物です。関東より西側ですと地植え可能な植物です。
関東より東側では霜が当たらないように気を付けて鉢植えで楽しんでください。
バンクシアの肥料
バンクシアはあまり肥料を必要としませんが植物ですので肥料がある方が丈夫に大きく育ちます。
オージープランツはリン酸が嫌いな植物ですので肥料を与える際はリン酸が入っていない肥料を与えてください。
肥料を与えるの花が咲きだす夏までに与えてください。与える間隔も2-3カ月に1度を目安にしてください。
花が終わる秋は肥料はいりません。
バンクシアの育て方 オージープランツ全般も同様
高温多湿が苦手で水はけのよい酸性土壌を好みます。
日本で育てるにあたってオージープランツを育てるのには非常に環境が良いといえます。
植替えは春~初夏がおすすめ。
バンクシアの水やり、管理方法 水不足は大敵!
鉢植えと地植えで管理の方法が変わってきます。
一番の枯らしてしまう原因は水不足です。
ネットで管理方法を見ると乾燥に強いと書いてあるため、水が少なくて良いイメージがありますが鉢植えは特に水をやってください。
バンクシアの鉢植えの水やり 蒸れには注意!
水やりが大事ですので絶対に水を切らさないようにしてください。
春と秋の水やり方法
一日1回(朝か夕方)
夏の水やり方法
一日2回(朝と夕方)
花芽を上げるときと花を咲かせるときに一番水が必要になります。
夏に花芽を上げるため水が必要になってきます。
夏の水やりの注意点
夏はお昼に水を与えてしまうと夏の暑さで水が蒸れてしまいますので注意してください。
冬の水やり
2~3日に1度お水を与えてください。
冬は朝に水を与えてください。
冬の水やりの注意点
夕方に水を与えないでください。夜の間にその水が凍ってしまうおそれがあります。バンクシアは根が凍ると枯れてしまいます。
バンクシアの地植えの際の水やり 冬に注意!
地植えして間もない時期は鉢植え同様の水やり方法で管理してください。
根が活着するまで時期により違いますが、10日~20日程度かかります。
根が活着すると頻繁に水やりをする必要がなくなります。
鉢植えよりも地植えの方が水やりの管理が楽になります。
地植えの際の水やり注意点
地植えの際は冬は水を与えないでください。地植えすると水が乾きにくく根が凍ってしまう恐れがあります。その際に枯れてしまう可能性があるので注意してください。
バンクシアのマルチングは『石』がおすすめ
マルチングとは
植物の株元をさまざまな資材で覆うことをいいます。代表的なものはバークチップ、腐葉土、クルミ、ビニール、石などです。
この中でバンクシアにとっておすすめのマルチングは『石』です。
バークチップや腐葉土は、雨が降った特に水分を含み蒸れやすくなります。
そう考えると、バンクシアとロックガーデンの相性は抜群に良いですし、見た目も素敵な庭になるといえます。
バンクシアの剪定時期 基本は『春』
剪定時期は春がおすすめです。
基本は葉を残せばどこで剪定しても大丈夫です。
バンクシアの管理場所
基本は日当たりがよく、風通しの良い場所で管理してください。
鉢植え
夏・・・半日陰の風通しの良い場所
梅雨・・・鉢植えの場合は雨の当たらない場所
地植え
マルチング(石)をして出来るだけ水はけのよい場所に植えてください。
梅雨の時期も雨が当たらないようにした方が良いでしょう。
雨の時、冬の時に簡易ビニールハウスなどを設置すると生育がとても良くなります。
植替えと地植え
植物全般、植替えをするのは春が一番おすすめです。日照時間も長くなってきて、植物にとって好条件がそろてきます。
バンクシアのベストな植替えのタイミグは花芽が膨らんできたときを狙ってみてください。花を咲かせるためにとてもパワーが必要にってくるため、根を張らすために地植え、一回り大きな鉢に植替えておくことによりパワーを蓄えられるようになります。
秋の植替えは出来るだけ控える
関東では秋には出来るだけ地植えするのはやめておいた方が良いでしょう。日照時間も短くになり寒くなってくると根がちゃんと張らないまま冬に突入する恐れがありますのでそこは注意が必要です。
九州、四国地方であれば問題なく秋でも地植えしても良いでしょう。
夏の植替えは夕方にする
朝にバンクシアの活動は活発になります。夕方の気温が32度前後の時間を狙って植替えしてください。
猛暑日が続いてしまうと植物の負担になってしまいますので植替えは控えてください。
バンクシアの剪定
花が終わってから行いますが、地植えで大きくなって困っている方以外は強剪定はしなくて良いでしょう。